東日本大震災のあった 3月11日がまたやって来ました。

2011年の3月11日、当時、私はホノルルで開催される日系財団主催のお祭りイベントでライブストリーミングと取材の仕事をしていました。
日本の11日はホノルルの10日。イベント開催の前日になって突然入ってきた大地震のニュースに翌日のイベントを開催するかどうかが検討されました。
毎年、日本から多くのフラやパフォーマンスグループが参加するイベントで、参加予定だったグループが、来れない、あるいは来るのを取りやめたグループが出ましたが、結局、日本からいくつかのグループが参加して、イベントは予定通り開催されることになりました。

当日、ライブストリーミングのステーションで作業をしていたところ、在住の日本人の方から「こんな時にこんなイベントをやるなんて非常識!自粛すべきだ!」と言われました。
人それぞれ考え方はあります。けれど、イベント会場では急遽募金箱を用意して募金を集め、イベント最終日にはハワイのウクレレ奏者ジェイク島袋さんの協力を得てチャリティーコンサートとオークションを開催し、被災地のための募金活動をすぐにやったこと、それって素晴らしいことだったと思うのです。

被災地、被災者の方々のために自粛すべきと主張するより、何ができるかを考えアクションを起こすことのほうが、いかにその人たちのためになるかを実感した日でもありました。

3月11日は、あの悲しい出来事を思い起こすと共に「言うよりやることが大切」ということを思い出す日になりました。

東日本大震災