parkあれいすとの事業には「民泊事業」があります。その事業を始めようと思ったきっかけは、実家周辺の高齢化した活気のない町の姿でした。

2年ほど前、両親とも80歳を越え、少しの間、一緒に暮らしたいと思い、実家で暮らすことにしました。
そこで目にしたのは、昼間でも人が歩いていない静かな町、雨戸が閉まったままの空き家でした。 独り暮らしを心配されて施設に入るご近所の方、特にやることがなくテレビを観るか昼寝が日課になっている父親… 正直、ショックでした。

「生涯現役」、つまり、社会から求められ、貢献できる場所があることが、人生の生きがいや張り合いになり、人として健全に人生をおくることができるのだと思いました。

そこで、家にいてできることとして、空いている部屋がある人は部屋を提供し、料理の上手な人は宿泊者に料理をふるまうお手伝いをし、話すことが好きなひとは接客をし、地域にいる人がそれぞれの得意なことを活かしつつ、外からの旅行者、宿泊者をお迎えするような地域づくりができないかと考えました。

それが「民泊」で、その民泊を広めて地域をあげてやっていくことを目指しているのです。

2020年の東京オリンピックに向けて、様々な準備がなされていますが、海外からのお客さまをお迎えするためというより、日本の高齢者の皆さんが家にいながら元気に働いてもらうために、「民泊」をすすめていきたいです。

力をかしてね、日本のおじちゃんとおばあちゃん。