これまで段差が10センチ近くあった家のトイレ。
歩くのがやっとになってきた肝臓ガン末期の母にとっては、その段差がかなり大変になり、介護保険でトイレの段差解消工事をお願いしました。

朝9時に水道/配管屋さんと大工さんが入り、手際よくそれぞれの仕事を進めていくその段取りが実にすばらしく、「プロ集団のチーム力」を感じました。

40分ほどでトイレがはずされ、水道/配管屋さんは一旦お帰りに。
その後は大工さんがひとりもくもくと作業をされ、約4時間後の午後1時に終了。
午後3時過ぎに床材をはるクロス屋さんが現れ、ほぼ同時に朝の水道/配管屋さんが再びやってきて待機。工事が終わったのは予定通り夕方5時。

トイレのバリアフリー工事トイレのバリアフリー工事トイレのバリアフリー工事
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当たり前の作業工程、やり方なのかもしれませんが、コミュニケーションをとりながら一人ひとりが頭を使って現場で動いているように感じました。
効率よく作業すれば、使った時間に対する収益性もあがり、はたまた他の仕事もできる… 実際、水道/配管屋さんに再度夕方に来たときに聞くと、「2件修理の仕事をしてきたよ」と。

工事に付き添う場合、「作業中の仕事ぶりをみるように」と昔から母に言われていたので、おじゃまにならない程度に職人さんと話をしつつ、見学させてもらいましたが、「一人ひとりが頭をつかって動けるチームの強さ」を教えていただきました。
こんなチームづくりがしたい!と心の底から思いました。

工事完了後は、手すり棒の設置に介護ショップの方が来て、母の動きと介護の際に困っていることを話しつつ、一番良いだろう場所に設置してもらい、最終的に全てが終わったのは、夕方6時ちょっと前。

工事の費用は、介護保険の1割負担で1万ちょっと。残りは市が負担。
利用者としてはとても助かりますが、行政の財政負担はすごいだろうな、と。
請求書を見ながら、高齢者社会がすすむこれからの社会の実に深刻な問題だと思いつつ、いち消費者としては 1割でできてしまうお得感へのうれしさも。
でも、これは後々自分たちに返ってくる大きなしっぺ返しになるはず。

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