最近、母は手足が細くなってきました。そのせいもあってか、ひとりで立ち上がったりするのが難しくなってきて、その手助けでこっちの腰がやられそうです。介助の仕方に何かコツがあるんでしょうね。

介護施設と家で過ごす日々にもそろそろ慣れ、本人は施設から帰って来るといつも「大変だったよ~」と言うものの、やはり外の世界と触れるとちょっとした緊張感と刺激があって、頭も身体の動きも良いように思っていたここ最近でした。

でも今日は、朝から「私は都民に認められていなかったから、それをどうにかしないと…」などと意味不明なことを言いながら、なにやらあれこれ悩んでいる様子。次から次へと頭に浮かぶイメージや目から入ってくるものがごちゃ混ぜになって、本人も頭の中がゴチャゴチャだと何やら浮かない顔。
声にもはりがなく、明らかにいつもより元気がない…

しばらく座っていたものの、しばらくすると座っていられなくなって、ズルっとなり、立ち上がればふらつき、倒れる始末。

急に、私、怖くなりました。今晩、ポックリいっちゃうんじゃないかと。

そう思うと夜が来るのが怖くて怖くてどうしようもなくなりました。で、姉にメールをして「不安だよ~、怖いよ~」と訴えかける始末。

本当に不安で不安で怖かったんです。
家族が家で最期を迎えることになった場合、それが理想でそうしてあげたいと思っていたものの、いざとなったらそれを受け止める覚悟ができていなかったのだと実感しました。

人の最期はいつどのようにしてやってくるのかわからないだけに、これからもこんな不安が突然やってきたりするんでしょうかね。